宇宙教育プロジェクトの活動レポート(2020年9月)

こんにちは、宇宙教育プロジェクトの福原です。長らく活動を休止していたABLab宇宙教育プロジェクトですが、2020年9月から活動を再開することとなりました。

このABLabブログでも毎月1回、宇宙教育プロジェクトの活動レポートを更新していきたいと思っています。よろしくお願いします。

宇宙教育プロジェクトについて

宇宙教育プロジェクトは、以前からABLabにあるプロジェクトですが、私がABLabに加入した2020年6月には活動を休止していました。しかし、あるイベントの企画がきっかけとなって、プロジェクトが再び動き始めたのです。

再起動〜オンライン ジュニア天文合宿の開催

こちらが宇宙教育プロジェクトが再起動するきっかけとなった企画「オンライン ジュニア天文合宿」です。(企画リーダー:荒井さん)

今年の8月29日(土)から30日(日)にかけて、小学生の子供たちを対象にした「オンライン・ジュニア天文合宿」というイベントを開催しました。

今年はコロナの影響により、多くの学校で「夏休みが短縮」されてしまいました。子供たちが「勉強」以外の経験・体験をする機会が大幅に減ってしまったのです。

そこで私たちは、小学生の子供たちが、専門家から宇宙や星空のことを楽しく学べる、仮想「1泊2日」のオンライン天文合宿を企画しました。

「オンライン」で「合宿」という、初めての試みでしたが、参加された子供たちや保護者からは、大変ご好評をいただきました。私のブログ「科学カフェ」に開催レポートを書きましたので、読んでもらえたら嬉しいです。

定例会は週2日、オンラインで夜に開催

「オンライン ジュニア天文合宿」の開催をきっかけに、宇宙教育プロジェクトが活動を再開しました。

2020年9月8日(火)、再起動キックオフミーティングを開催し、今後の活動方針について集まったメンバーで話し合いました。

まずは多くの方に参加してもらえるように、定例会(ミーティング)は火曜日と土曜日の2枠を用意しました。いずれかの曜日のミーティングに参加してもらえればOK、という感じです。(もちろんフル参加は大歓迎!)

定例会の時間は社会人でも参加しやすい20:30〜22:00、場所はオンライン(Zoom)です。(火曜日の定例会は、22時スタートのWeekly ABLabの10分前には終わりたいと思います。また、Cafe & Bar 流れ星と日程が重なった場合は、定例会はお休みになります。)

そして土曜日の定例会後には、残っていられるメンバーで交流(もとい雑談)の時間を取ることにしました。この雑談の時間から「新しい企画」が生まれることも珍しくありません。(楽しいですよ!)

新しく立ち上がった企画

一言で宇宙教育といっても、裾野が大変広く、人によって「興味のあること」や「やりたいこと」が違います。

そこで宇宙教育プロジェクトでは、メンバーから「やりたい企画」を募集して、複数の企画を並行して進めるスタイルを取ることにしました。

ここでは、2020年9月に新しく立ち上がった企画を紹介します。

中高生のためのオンライン部活

この企画では、私たちが参加しているオンラインサロン、ABLabの中高生版を作りたいと思っています。

小さい頃から宇宙に興味があっても、話が通じる友達が身近にいなかったり、学校に天文部がなかったりすると、宇宙への興味を徐々に失ってしまいます。地方では、子供達が参加できる宇宙のイベントも少ないので、特にそうだと思います。

でも、日本全国をみわたせば、宇宙に興味がある子供たちはたくさんいます。

そこでは私達は、こうした日本全国の宇宙好きの子供たちを繋げるためのオンライン部活を作りたいと考えています。

オンライン部活を通して、宇宙好きの子供たちに居場所を与えたい。オンライン部活の活動をきっかけにして、一生涯の仲間を子供たちに作ってもらいたい。そういう想いで、私達はこの企画に取り組んでいます。

(企画リーダー:福原)

宇宙教育ゲームの開発

大勢で楽しく遊びながら宇宙について学べる「宇宙教育ゲーム」を開発する企画です。

開発するゲームは、「テーブルトークRPG」と「ボードゲーム」の2種類を考えています。ゲームには「わくわく」「なりきり」「リアリティ」「協力」「熱さ」を盛り込みたいと思っています!

最終的には、ゲームを通して「宇宙に興味を持ってもらえる」「宇宙の仕事の幅が広がる」「宇宙系の仕事の心理的ハードル下げる」ことを実現したいと思っています。

まずは「宇宙飛行士選抜試験」を題材としたテーブルトークRPGの開発から取り組んでいきます。

(企画リーダー:KKさん)

宇宙職業体験プロデュース

宇宙職業体験プロデュースは名前の通り、キッザニアなどにある様な、子供向け宇宙関連の職業体験をプロデュースしていく企画です。

企画の目的は、「宇宙の仕事は違う世界の物」「理数系が得意な頭の良い人の仕事」などという子供(大人も?)の思い込みに対して、様々な関わり方があるという事を知ってもらい、将来の職業選択の一つに宇宙の仕事を視野に入れてくれたら嬉しいな! というものです。

アプローチとしては、ABLabで職業体験の内容を考え、民間企業を巻き込み、実現していくという青写真を描いています。

(企画リーダー:Oさん)

バーチャル名刺背景の普及(ABLab限定)

バーチャル名刺背景のイメージ。背景画像はABLab宇宙デザインプロジェクト高野さんの作品です。

宇宙教育プロジェクト定例会では、オンラインで「横のつながり」を作る方法について話し合ってきました。その中で出てきたアイディアの1つが「バーチャル名刺背景で話のきっかけを作る」です。

バーチャル名刺背景の考え方自体はめずらしくありません。実際、ABLab内でも活用してるメンバーは何人かいます。しかしバーチャル名刺背景の作成には手間がかかることから、ABLab内を見渡しても十分に普及はしていません。

そこでこの企画では、ネックになっている画像作成を代行することにより、ABLabにおけるバーチャル名刺背景の普及を目指します。バーチャル名刺背景の普及によって、ABLab内の「横のつながり」が強化されるのかを調査したいと思います。

(企画リーダー:福原)

2020年9月の活動レポートは以上です。

プロジェクトメンバーを募集しています!

ABLab宇宙教育プロジェクトでは、宇宙・教育・子供をテーマに様々な活動を行っています。

自分1人で企画を1コやるよりも、2人で2コやった方が良いものができます。それよりも、10人で10コの取り組みをした方が、もっと素晴らしいものができるでしょう。

同じ想いを共有できる仲間たちと一緒に、力を合わせて、子供たちのために活動していきたいと思っています。

もし私達の活動に興味をもってくれる方がいましたら、ABLabで一緒に宇宙教育プロジェクトの活動に取り組んでいけたら嬉しいです。

ABLabに加入したら、まずは毎週火曜日・土曜日の定例ミーティングに参加してみてください。企画のコンセプトや活動内容を聞いた上で、興味ある企画へご都合に合わせて参加することができます。

ご参加を心からお待ちしております。

(ABLabへの参加を検討される方はこちらをご覧ください。)

投稿者プロフィール

福原将之
福原将之教育コンサルタント/宇宙教育プロジェクトリーダー
宇宙教育プロジェクトのリーダー。理学修士。大学院時代は電波望遠鏡を使って「渦巻銀河における星間物質の進化」について研究をしていた。
現在は学校の教育コンサルタントとして、小学校・中学校・高校でアクティブ・ラーニングとICT教育の支援をしている。「世界中の子供たちの未来を明るく照らすこと」をミッションに、ABLabでは宇宙教育プロジェクトに従事。