宇宙航空マーケティング研究報告会

2022年2月19日、「第5回 宇宙航空マーケティング研究報告会」をオンラインで開催します。今回は「『宇宙へ行く!』というマーケットの創造」と題し、人が宇宙に行く時代の新しいマーケットについて、ゲストと共に議論します。

開催趣旨

近年、Space X社による国際宇宙ステーションへの人員物資輸送、Virgin Galactic社やBlue Origin社による民間宇宙旅行の開始など、民間ベンチャー企業による宇宙開発活動が著しく進展しています。日本国内でもSynspective社やAstroscale社など多額の資金調達に成功する宇宙ベンチャー企業が登場し始めています。また、全日本空輸(ANA)が宇宙旅行の事業化を検討し、トヨタ自動車は月面探査車開発に着手するなど、大手企業も続々と宇宙市場に参入しつつあります。

これら民間企業による宇宙市場への新規参入の動きを受けて、国内外の宇宙関連学会では、従来から研究の中心であった理工学領域に加えて、社会科学研究の果たす役割に注目し始めています(Denning,2019; 渡辺, 2021)。さらに、2021年11月には13年ぶりとなる日本人宇宙飛行士の募集選抜が開始されました。理工系出身者のみならず文系出身者も含めて、誰にでも『宇宙へ行く!』可能性が開かれた時代がようやく到来したと言えます。これらを踏まえ、今回の研究報告会では、「宇宙へ行く」という行為が生み出す新しい市場創造の可能性についてゲストの講演を交えながら議論していきます。

イベント概要

日時2022年2月19日(土) 18:00-20:30 (17:55にzoomオープン)
開催方法zoom
参加費無料
定員100名
主催日本マーケティング学会 宇宙航空マーケティング研究会
共催立命館大学デザイン科学研究センター Future Mobility研究会
一般社団法人ABLab

※Webサイト掲載のため、イベントの様子を撮影、録画させていただく予定です。

一般参加のチケットはPeatixで

プログラム

18:00

1.ご挨拶

立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科 教授
湊 宣明

2019年に始まった「宇宙航空マーケティング研究会」も3年目を迎えました。これまで、月のマーケティング、宇宙航空分野のオープンイノベーション、宇宙×SDGs、人工衛星データのビジネス展開など、様々な主題を設定し研究蓄積が少ない宇宙航空領域でのマーケティング活動の現状について議論してきました。今回の第5回研究会では「宇宙へ行く」という行為が生み出す新しい市場創造に着目し、宇宙飛行士選抜、サブオービタル宇宙旅行、弾道飛行による旅客輸送システム、月面利用の開拓など、今後拡大する宇宙市場の可能性をさらに掘り下げていきたいと思います。

18:05

2.講演『13年ぶりのJAXA宇宙飛行士候補者募集-職業として宇宙へ行く-』

JAXA新事業促進部 J-SPARCプロデューサー
菊池 優太

現在募集中である13年ぶりのJAXA宇宙飛行士候補者募集。前回に比べて応募資格が大幅に緩和され、宇宙飛行士に必要となる能力や資質は選抜の中で評価することに。また、募集・選抜・訓練の各プロセスにおいて企業のノウハウや技術を最大限活用するなど、将来的に民間宇宙飛行士の選抜や養成等の新しいビジネスへの発展も見据えた取り組みも推進しています。さらに、女性応募奨励につながる各種広報活動やメディアとの連携施策、そして宇宙飛行士募集という機会を活用した企業や大学等様々な団体が参画できる応援キャンペーンにも力を入れています。宇宙飛行士募集が切り拓く新たなマーケットの可能性についてご紹介します。

18:30

3.講演『宇宙旅行-一般人として宇宙へ行く-(仮)』

宇宙旅行代理店(予定)

近日公開

18:55

4.講演『宇宙旅客輸送-宇宙を通って海外へ行く-(仮題)』

宇宙旅客輸送推進協議会 理事
永井 希依彦

2021年7月一般社団法人 宇宙旅客輸送推進協議会は、抜本的な低コスト化と宇宙旅客輸送の体系の構築に向けて、政策的・技術的・経済的な論点を整理し、課題解決のための推進力となるべく生まれました。活動の一環として過去半年取り組んでいるのは2040年の宇宙産業における世界観の描画です。過去60年間の宇宙輸送系技術開発経過やコスト経過の延長線上では、「抜本的低コスト化・宇宙旅客輸送の“民主化”」は到底成立しえない、という考えに立った場合、まず、どのような世界であればそれが実現しているといえるのか、を検討する必要があったからです。今回の講演では、その世界観の現時点版をご案内するとともに、そのアプローチ手法や議論の過程で指摘されている論点について皆さんと議論をしてみたいと思います。

19:20

5.講演『月へ行く-月面産業ビジョン紹介-』

横河電機株式会社 宇宙事業準備室長
黒須 聡

アポロ計画から50年余り経ち、人類が再び月に降り立つアルテミス計画が米国で進展し、日本も昨年度末改定の「宇宙基本計画工程表」に、2020年代後半を目途に日本人による月面着陸の実現を図ると明記されました。また、前澤元ZOZO社長がSpaceX社による月周回旅行を数年以内に行う等、民間人が月に行くことも夢ではない時代です。これらの様な宇宙探査、宇宙旅行に加え、オールジャパンで月面に産業を創造する「月面産業ビジョン」を紹介します。

19:45

6.全体ディスカッション&質疑応答

菊池 優太(JAXA新事業促進部 J-SPARCプロデューサー)
永井 希依彦(宇宙旅客輸送推進協議会 理事)
黒須 聡(横河電機株式会社 宇宙事業準備室長)
モデレーター:荒井 誠(宙ツーリズム推進協議会 理事)

6:00AM

6:00AM

6:00AM

6:00AM

司会

一般社団法人ABLab 代表理事
伊藤 真之

主催団体のご紹介

日本マーケティング学会 宇宙航空マーケティング研究会

マーケティングの視点から宇宙航空領域の研究課題を広く探索し、宇宙・航空の専門家のみに捉われない、学際的なアプローチでの課題解決を試みる研究会です。
http://www.j-mac.or.jp/research-project/21370/

立命館大学デザイン科学研究センター Future Mobility研究会

「モビリティ(mobility: 可動性,移動性,流動性)」をキーワードとする研究・教育活動を通じて「スマイリー・コミュニティ(Smiley community)」を構想・実現することを目的とした研究会です。
http://www.ritsumei.ac.jp/research/rcds/research/fm/

一般社団法人ABLab

宇宙ビジネスの実践コミュニティ「ABLab」を運営しています。ABLabには様々な業界/職種から宇宙ビジネスに関心のある人が集い、宇宙分野の事業創出や人材輩出を目指して活動しています。
https://ablab.space/

一般参加のチケットはPeatixで