宇宙就活2022に出展しました
2021年2月24日、25日、大田区産業プラザPiOにて「宇宙就活2022」が開催されました。私たちABLabも24日にブースを出展させていただきました。当日の様子をレポートいたします。
宇宙就活とは
「宇宙就活」は、宇宙関連企業と、宇宙を仕事にしたい学生をマッチングする就活イベントです。宇宙就活実行委員会という学生団体が企画運営しているイベントです。昨年はコロナ渦の影響で中止になってしまいましたが、今年はリアル&オンラインのハイブリッド開催で行われました。
ABLabはコミュニティなので、就職先の候補にはなり得ないのですが、宇宙を仕事にするもう一つの選択肢として、学生の皆さんと話をしてきました。
宇宙就活2022
https://peatix.com/event/1748715/
ABLabブースはこんな感じ
ABLabのブースでは、およそ30あるABLabのプロジェクトを代表して、宇宙デザインプロジェクト、オンラインプラネタリウム、そして月面探査車YAOKIを展示しました。
いかがでしょうか?
お時間のある人はぜひ、前回の宇宙就活2020でのABLabブースと比較してみてください。展示するものが何もなかった前回と比べると、この2年間のABLabの進化に涙が出そうです(笑)
宇宙を仕事にする、もう一つの選択肢
ブースでは、3名のABLabメンバーがプレゼンテーションしました。
IT企業でマーケティングの仕事をしていた伊藤が、独立して宇宙企業のマーケティングを支援するようになった話、
自動車業界でデザイナーとして働く高野が、宇宙デザイナーとして活躍の幅を広げている話、
カメラメーカーに務めていた荒井が、起業して宇宙・天文系の事業をしている話。
それぞれが、コミュニティで人とつながることで様々なチャンスに恵まれ、宇宙ビジネスに挑戦しているリアルな状況をお伝えしました。
「宇宙という大きなチャンスから目を離さないで」
以下は、「全体説明」で各企業5分間プレゼンテーションの際に、ABLab代表の伊藤から皆さんにお届けしたスピーチです。ほぼ原文そのまま掲載しておきます。
こn キーー!!(ハウリング)
あ、あ、改めまして、こんにちは、ABLab代表の伊藤です。
ABLabという宇宙ビジネスの実践コミュニティを運営しています。
ABLabにはいろんな職種、いろんな業界から、宇宙を志す人たちが集まって、仕事とは違う形で、活動しています。
ちょっとアンケート取ってみたいのですが、この会場で、ABLabっていう団体があることを知っていた人、手をあげてもらえますか?
(ぽつぽつと手が上がる)
ありがとうございます。
2割くらいですかね。いやぁ来て良かったです(笑)
ここにいる皆さんが必ずしも全員、宇宙関連の仕事に進むわけではないと思いますが、でも皆さん、宇宙に対して何かしらの志、想いを持っている人たちなんだと思います。
皆さんもご存知の通り、宇宙はこれから世界的な成長市場です。日本がそこで競争力のあるポジションを取れるかどうかは非常に大事です。お金の話に聞こえちゃったら恐縮なんだけど、日本がこれからも豊かであり続けるために、経済的な意味でも、宇宙というフィールドはすごく重要です。
だから、皆さんのように情熱のある人たちが、日本には必要です。
就職してすぐ宇宙の仕事ができるかどうかというのは、皆さんの宇宙キャリアにとっては、単なるプロセスにしか過ぎません。道がちょっと変わるだけ。
だから、もし宇宙関連の企業に就職しないことになっても、今、心の中にある火を消さないで欲しい。
宇宙という大きなチャンスから目を離さないでください。
なぜなら、これから先、宇宙とは別の業界に行ったとしても、いずれ必ず宇宙ビジネスのチャンスが来ると思う。その時には、自分の会社や業界を宇宙ビジネスに導いていく、そんな役割も必要です。そういう人たちの存在がすごく大事。
ということで、ABLabには、
「必ずしもいま、宇宙産業にいるわけではないんだけど、宇宙ビジネスに挑戦している人たち」がたくさん集まっていて、今日も僕を含めて3人来てますので、ぜひブースに話を聞きに来てくれたら嬉しいです。
それでは、今日はぜひ有意義な時間を過ごしてください。
ありがとうございます。
まとめ
宇宙就活2022の出展レポートをお届けしました。
これからの宇宙産業を担う皆さんの活躍を心から願っています。
そして、宇宙就活実行委員会の皆さん、今年も大変お世話になりました。今回はコロナ禍の中、初めてのハイブリッド開催ということで、例年にも増してかなり難易度の高いイベント開催だったと思います。それをやり切ったこと、とても素晴らしい。お疲れ様でした!
投稿者プロフィール
- 1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。