宇宙デザイン会議2023にてABLabの宇宙デザイン研究家 高野峯羽が講演しました

2023年12月16日(土)に東京大学駒場第二キャンパスとオンラインで開催された「宇宙デザイン会議2023」にて、ABLab 宇宙デザイン研究家であり、Creators Guild代表の高野峯羽が講演いたしました。

おそらく国内でも初めてとなる「宇宙×デザイン」をテーマとするカンファレンスで、会場とオンライン合わせて140名を超える方が参加されました。登壇者は宇宙飛行士の野口聡一氏をはじめ、実際に活躍されているデザイナーの登壇とあり、どの講演も大変興味深い内容でした。

宇宙デザイン会議とは

宇宙デザイン会議は、まだまだ未開拓の領域である「宇宙とデザイン」に焦点を当て、新たな視点から宇宙に貢献するための知識とアイデアが交わるカンファレンスです。

宇宙デザイン会議2023
https://uchukaigi2023.peatix.com/

開催概要

日時:2023年12月16日 (土) 11:00 開始
場所:東京大学駒場第二キャンパス・三号館南棟 ENEOSホール
主催:東京大学先端科学技術研究センター・先端アートデザイン分野
共催:種子島宇宙芸術祭実行委員会
参加者数:現地50名・オンライン70名

講演・パネルディスカッション

高野の講演では、宇宙デザイナー山下氏と共同でデザインし実際にISSに搭載されたボディーシートのデザイン秘話や、各企業とのデザイン事例、宇宙専門デザインの大切さ、「宇宙デザイン科」設立への想いなどが語られました。

また、生活の中で人がちょっとイラっとすることにヒントがあると語られたIDEOの森智也氏のお話も印象的でした。そして、本カンファレンスの発起人でもある山下コウセイ氏からは、誰でも簡単に使えるようにデザインしなおした実験装置の開発の事例や、宇宙プロダクトデザインの役割、宇宙ビジネスの概況、デザイナーの開発参画で生み出せるベネフィットなどが語られました。

講演の後は、「宇宙開発にデザイナーが貢献出来る事」をテーマに、徳山弘基氏(デザイン誌AXIS編集長)、大塚成志氏(JAXA宇宙探査イノベーションハブ参事)、山下コウセイ氏、そして高野峯羽でパネルディスカッションが行われました。

展示コーナー

駒場第二キャンパス一号館にて、宇宙デザインに関連する取り組みとして、Creators Guildのプロトタイプも展示されました。

高野らがデザインした宇宙船の模型。

高野らがデザインした火星ヘリの模型。

風洞見学

カンファレンス終了後には、2019年1月に歴史的文化的に価値の高い航空遺産であるとして一般財団法人日本航空協会の「重要航空遺産」に認定を受けた3m風洞の見学も希望者向けに開催され、多くの方が参加されました。

SNSでの盛り上がり

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