【カフェバー流れ星】月探査研究者の寺薗淳也氏と語る月面ビジネス2025-2050
2024年10月29日、宇宙ビジネスの交流イベント「カフェバー流れ星」を開催しました。今回のトークセッションでは、合同会社ムーン・アンド・プラネッツ代表で月探査研究者、そしてABLab理事でもある寺薗淳也氏をゲストに迎え、月面開発のロードマップをテーマに2025〜2050年までの流れと、そこで生まれ得るニーズやビジネスチャンスについて、ABLab代表の伊藤との対談形式でお届けしました。
異業種の方々でも、月に対してビジネスチャンスを感じたり、一緒に考えたりするきっかけになるようにとの想いでこのテーマでお届けいたしましたが、初めての参加者からも「大変面白く、宇宙ビジネスや月面開発を知るきっかけになりました」と嬉しいお言葉をいただきました。また、今回は10月に誕生日を迎える寺薗氏とABLab代表の伊藤を参加者でお祝いし、いつも以上に賑やかな会となりました。
カフェバー流れ星は、宇宙ビジネスに関心を持つ人が集う交流イベントです。宇宙ビジネスの実践コミュニティ「ABLab」が運営し、宇宙の仲間作りを支援しています。
10月29日開催のイベント概要
■本イベントのプログラム
・トークセッション
・参加者の自己紹介(参加者全員に発表していただきました)
・ゲストを含めたネットワーキング
■トークセッションについて
テーマ:月面開発のロードマップとビジネスチャンス2025-2050
ゲスト:合同会社ムーン・アンド・プラネッツ代表 寺薗淳也氏
聞き手:ABLab代表 伊藤真之
カフェバー流れ星への参加方法
次回以降のカフェバー流れ星に参加したい方は、ABLabのPeatixをフォローしてください。イベント公開時に通知を受け取ることができます。次回は11月26日19:00から同会場「X-NIHONBASHI BASE」での開催です。Peatixをフォローしていただきイベント受付開始と共に是非お申込みください。
寺薗淳也(てらぞの じゅんや)氏 プロフィール
1967年東京都生まれ。名古屋大学理学部卒。東京大学大学院理学系研究科(博士課程)中退。宇宙開発事業団、宇宙航空研究開発機構、(財)日本宇宙フォーラム、会津大学、情報通信研究機構などを経て、現在、合同会社ムーン・アンド・プラネッツ代表社員。
専門は惑星科学、情報科学。惑星科学は特に月や火星など、固体の表面を持つ天体の地質学や地震学。情報科学は、データベース科学、ウェブシステム、ネットワーク工学、セキュリティなど。
宇宙開発事業団では、月探査計画「セレーネ計画」(かぐや)の立ち上げに従事。宇宙航空研究開発機構(JAXA)では広報として、Webサイトでの情報発信や講演等を担当。小惑星探査機「はやぶさ」の着陸においても、Webサイトを通して世界中に情報を発信した。また、1998年より、月・惑星の知識や探査計画を紹介するサイト「月探査情報ステーション」( https://moonstation.jp )の編集長を努め、月・惑星探査に関する普及・啓発活動を続けている。会津大学では月・惑星探査データの処理手法に関する研究を行ったほか、大学運営及び研究支援を行った。現在は合同会社を設立して独立し、宇宙開発の広報・普及啓発・教育活動やコンサルティングなどに取り組んでいる。
雑誌『ニュートン』などに執筆した記事多数。NHKをはじめとしたメディアへの出演経験も豊富。主な著書に、『イケナイ宇宙学』(楽工社、2009年、共訳)、『謎解き超常現象II』(彩図社、2010年、共著)、『検証 陰謀論はどこまで真実か』(文芸社、2011年、共著)、『宇宙開発の不都合な真実』(彩図社、2022年)、『2025年、人類が再び月に降り立つ日』(祥伝社、2022年)、『知れば知るほどロマンを感じる!宇宙の教科書』(ナツメ社、2023年、共同監修)など。