ABLabの新メンバーに伝えたいこと

こんにちは、ABLab代表の伊藤です。

この記事は、ABLabに新たに入会してくれた新メンバーの皆さんに伝えたいことをまとめます。私たちABLabメンバーがとても大切にしていることです。ぜひ理解した上でABLabの活動に参加いただけたら嬉しいです。

ABLabの目的、ビジョン

宇宙分野における事業創出と人材輩出

ABLabは、宇宙分野における事業創出と人材輩出を目的としています。グローバルで拡大する宇宙市場において、日本が競争力のあるポジションを獲りにいくためには、様々な業界、様々な職種の方々が宇宙産業に参入していただく必要があります。しかし、いきなり自分の会社を動かしたり、転職を検討するのはハードルが高いでしょう。だからまずは、ABLabというコミュニティから足を踏み入れてもらうという選択肢を提供しています。

ABLabには様々な業界から、様々な職種の人たちが集まっています。宇宙産業で働いている方もいます。宇宙を志す様々な立場の方が集まり、仲間として協力しながら挑戦していくのです。

ちなみに私たちは、宇宙好きの集まりではありません。宇宙好きな方もたくさんいますが、あくまでもビジネスのフィールドとして宇宙に向き合っている集団です。

地球上の全ての業界を、宇宙産業に巻き込む

今後、人や物がどんどん宇宙へと出ていく時代になります。それと同時に人の経済圏が宇宙へと拡張していきます。多くの人が宇宙空間や月に滞在するようになれば、そこに様々なインフラやサービスが必要となり、様々なビジネスが展開していくことになるからです。建設、エネルギー、ロボット、通信、物流、食品、生活用品、医療サービス、娯楽、今地球上にある多くのビジネスが、宇宙空間や月面で必要となるのです。地球上の全ての業界に、宇宙市場が生まれるのです。

そのような成長市場を、日本も獲りにいかないといけない。でなければ、日本はどんどん貧しくなる一方ではないでしょうか。必ず来るとわかっているチャンスを確実に掴むために、私たちは様々な業界が宇宙ビジネスにチャレンジするよう促していきたい。そのために、事業創出と人材輩出に取り組んでいるのです。

ABLabはスクールではなく、コミュニティであるということ

ABLabはスクール(学校)ではありません。宇宙ビジネスの知識を体系的に学べるような講座やコンテンツを提供していません。自分で勉強できない人、教えてもらうことを期待している人には、ABLabは合わないかもしれません。

ABLabは実践コミュニティです。宇宙ビジネスや宇宙分野の活動に取り組む人、取り組もうとしている仲間が集まっています。自分で考え、自分で行動できる人たちです。仲間と協力し合うことで、1人ではできないことにチャレンジしていこうとする場です。1人ではしんどいことを、仲間と励まし合いながら継続するための場です。

私たちはお互いに協力的で、積極的に助け合いますが、指導や指示をしたりすることはありません。受け身や指示待ちの姿勢でABLabで得られるものは、おそらく少ないでしょう。

ただ、「自ら行動する人」にとって、最高の場にしていきたいと願っています。そして、「行動力」を伝染させる場にしたいと願っています。

一番の価値は、仲間との交流から得られる

ABLabの仲間との交流は、とても刺激的で楽しいものです。そして、中長期的にも非常に価値の高いものになると思います。

前提から説明します。ABLabでは、あえて少し高めの会費設定をしています。これには2つの意味があります。一つは「活動予算」です。会費として集めたお金を皆で使って、ある程度スケールの大きいことをやろうというコンセプトです。もう一つは「敷居」です。宇宙という分野で自己投資できる人に限定して集まっているのです。自分たちの活動に、月5,000円程度の自己投資もできないようなら、「事業創出」や「人材輩出」とは程遠い。確率的にそういう可能性が高いと考えています。

私たちは「事業創出」や「人材輩出」という難易度の高い目的を掲げていますので、それを実現できる可能性が高い人だけで集まりたいと考えています。少数精鋭のコミュニティということです。

ABLabには、その敷居を超えた人たちが集まっていますので、「ビジネス」や「自己の成長」という意味では非常に素晴らしい人脈に恵まれています。今ABLabに集まっている人たちの多くが、5年10年という近い将来には宇宙産業で活躍することになるでしょう。宇宙産業の黎明期から、そういう人たちと培った人間関係は、きっとあなたの大きな財産になるはずです。

だから、ABLabで最も価値があるのは、ABLabの仲間との交流なのです。一緒に未来を語り合ったり、面白そうなことにチャレンジしたり、悩みや苦労を分かち合ったり、そういうことがすごく大事なのかなと思ってます。ABLabに参加したら、仲間とのコミュニケーションをぜひ大切にしてください。

リーダーシップよりフォロワーシップ

ABLabではリーダー人材を輩出したいと考えていますし、実際にリーダーシップを発揮する方々がたくさんいます。ただ、私たちが本当に大切にしているのは、リーダーシップではなくフォロワーシップです。

リーダーになることがすごいのではなく、誰かをリーダーにすることに大きな価値があるのです。

何か面白いことをやろうとしている人がいて、その人を皆で助けてあげれば、自然とその人がリーダーとして成長していくという考え方です。優れたフォロワーがたくさんいる環境でこそ、リーダーは生まれるのです。リーダーシップとは後天的に育てていくことができるスキルです。

だからABLabでは、フォロワーシップを大切にしているし、リーダーは周りの人たちを大切にします。

この考え方は、デレク・シヴァーズの「社会運動はどうやって起こすか」というスピーチに感銘を受けて取り入れたものです。ぜひ下記URLからスピーチの動画(3分弱)をご覧ください。

https://www.ted.com/talks/derek_sivers_how_to_start_a_movement?language=ja

ABLabが大切にしたい価値観

ABLabメンバーの間で、「ABLabっぽい」「ABLabらしい」と、なんとなく共有している暗黙知のような価値観があります。

それを皆で言語化した「ABLabで大切にしたい100の文化」という記事がありますので、ぜひ読んでみてください。こういう言葉に共感できるとしたら、きっとあなたにとっても居心地の良い場所だと思います。

プロジェクト活動について

ABLabでは、メンバーが自由にプロジェクトを立ち上げて活動することができます。やりたいことがある人が、テーマやビジョンを掲げ、仲間を集めて主体的に取り組んでいます。必要に応じてABLabの予算も使うことができます。

ABLabのプロジェクトリーダーは大きな裁量を持ちます。プロジェクト活動に関して、代表の私が干渉することはありません。協力は喜んでしますが、指示はしません。私が理解できなくても、反対したりしません。プロジェクト活動の意思決定はリーダーの役割です。

リーダーの強力なリーダーシップで進めても良いし、皆の意見を取り入れながら進めても良い。リーダーの自由です。

活動予算の申請に関しても、代表の私が理解できないお金の使い方であっても承認します。ABLabの方針に反しない限り問題ありません。一生懸命取り組んでいるプロジェクトメンバーがいて、そこに大きな熱量があるなら、きっと意義のあるお金の使い方なのだと信じています。もちろん、ABLabのお財布で可能な範囲ですが。

なぜそこまで極端にプロジェクトリーダーの裁量を大きくするのか?それは、凡人は天才を理解できないと思うからです。代表の私は凡人ですから、天才の邪魔をしないように心がけています。「天才」と言うと語弊があるかもしれませんが、ABLabには様々な領域のプロフェッショナルがいますので、そもそも私が理解できないことの方が多いのです。なので、私の常識で判断するのではなく、そこにある熱量を信じるようにしています。だからこそ、私の想像を超える成果が、ABLabから生まれてくるわけです。

失敗の捉え方について

挑戦の結果は、成功or失敗ではありません。成功までの道のりの途中に、たくさんの失敗があるのです。だから失敗は「ナイスチャレンジ」ということです。それによってメンバーの成長や学びがあれば非常に有意義な取り組みだったと言えます。ABLabは「人材輩出」つまりメンバーの成長を目指しているわけですから、失敗は必要なプロセスの一つです。

ABLabやABLabメンバーが致命的なダメージを受けないようにリスクコントロールは行いますが、単に成果が出せなかったことは何の問題もありません。

致命的なダメージを負わないように気をつけながら、失敗を恐れず挑戦する。それがABLabのスタイルです。

参画の形は人それぞれ

ABLabは行動する人たちのための場です。行動する人がインセンティブを得られるようにデザインしています。ただし、ABLabには、「そういう人たちを応援したい」と賛同して参加してくれている人たちもいます。直接的に活動をするのではなく、会費によって私たちの活動を応援してくれている人たちがいます。

ですから、活動しない人を責めるようなことはあってはなりません。ABLabのメンバーは皆、1人の例外もなく、ABLabに貢献してくれている人たちです。

皆、大切な同志です。

まとめ

以上、ABLabの新メンバーの皆さんに伝えたいことをまとめました。読んでいただいてありがとうございます。

この記事は、ABLab入会後、新メンバーのチュートリアルの一つとして、皆に読んでいただくようお願いしていくつもりです。ABLabがどのような考え方で運営されているか、ご理解いただけたら嬉しいです。

チュートリアルをクリアした方にはABLabのTシャツをプレゼントさせていただきます。ABLabの一員として、私たちの仲間として、引き続きよろしくお願いします!

投稿者プロフィール

伊藤 真之
伊藤 真之代表理事
1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。