「第1回 宇宙街づくり勉強会」イベントレポート

第1回 宇宙街づくり勉強会

2022年11月6日、異業種が集い話し合う参加型イベント「第1回 宇宙街づくり勉強会」を開催しました。ABLabメンバーの企画・実行によって開催された本イベントは、参加者満席となり、それぞれがアイデアを語り合う活気に溢れたイベントとなりました。イベントの様子を写真を交えてお届けします。

宇宙街づくり勉強会とは

「宇宙街づくり勉強会」は、10~20年後に私たちが目指すべき宇宙での街づくりについて、皆で一緒に考えていこうという趣旨の参加型イベントです。宇宙での暮らしや街づくりには、宇宙の専門的な技術だけでなく、地球上にある楽しみや幸せをどのようにして宇宙でも実現していけるかという観点が重要です。そしてそれを、宇宙の専門家だけでなく、私たち一人ひとりが一緒に考えていくことが必要です。

今回のイベントでは、宇宙だけでなく、建築家や教師、アーティストなど、宇宙以外のスペシャリストをゲストに招き、宇宙での暮らしについて語り合うトークセッションをお届けします。そして、後半は全員参加型のワークショップとして、参加者の方々の「偏愛(自分が大好きなコトやモノ)」を宇宙で実現していく構想を考えていきます。

第1回 宇宙街づくり勉強会

イベント概要

タイトル: 「第1回 宇宙街づくり勉強会」

日時  : 2022年11月6日(日曜日) 14:00~18:30(13:30開場)

会場  : X-NIHONBASHI TOWER(日本橋)

      東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー7階

主催者 : 一般社団法人ABLab

参加費 : 無料

定員  : 40名

URL :https://space-city-202211.peatix.com/

トークセッション

トークセッションでは、街づくりのプロである建築家の西田司氏をファシリテーターとして、教師やアーティスト等様々な立場の専門家が、宇宙での街づくりはどうあるべきかを話しました。

宇宙街づくりワークショップ

続いて全員参加のワークショップでは、それぞれが偏愛(自分が大好きなコトやモノ)を語り合い、それらを取り入れた宇宙での街づくり構想を検討しました。サウナやサイクリングロード、地ビールづくりにチョウザメ(!?)など様々な偏愛トークが炸裂し、通常の宇宙開発では決して出てこない面白いアイデアが数多く生み出されました。


また、ワークショップ後半では各グループで作り上げた街に対し、宇宙ならではのトラブルが発生します。隕石の衝突事故や、エネルギートラブルなどです。そのような課題に対し、どのような対処をするかというディスカッションも非常に盛り上がりました。農業を中心に考えていた街に伝染病が発生した際には、思わずメンバーから悲鳴が上がったほどです。しかし、偏愛をモチベーションに各チーム前向きに課題へ取り組み解決していく姿が印象的でした。

参加者の声

イベント後のアンケートでは参加者より下記のような声が寄せられました。

  • トークセッションでは、宇宙だけでなく様々なプロの意見が聞けて勉強になった。
  • ディスカッションがとにかく面白かった!
  • 「偏愛を元にアイデア出しをする」という考え方が面白く様々な発想が聞けて気づきが多くあった。
  • 老若男女問わず、想いは同じなのだと実感できた。
  • 宇宙の知識がなくても参加でき、自由な発想を許容してくれたところが良かった。
  • 既存の常識に縛られず、難題に対してポジティブに考えるきっかけになりました。

イベント企画チームの所感

宇宙に興味がなかった人も、宇宙と遠いと思ってた人もみんなで一緒に”宇宙の街”を考えた結果、みんなで“宇宙”人になれた気がします!おもしろかった〜!

宇宙エンジニア/自由人 伊東 風弥

今回の勉強会ではバックグラウンド多様な参加者ならではの偏愛が街づくり、コミュニティ作りに盛り込まれ、さらに偏愛の重なりを体験できました。宇宙がもっと身近なものになればいいなと思います!

カタリスト 上野 峻基

各チームによって創られた建造物は、同じ月面の縦穴を利用したものであるにも関わらず、似て非なるものばかりでした。多くの学びを得ることが出来ました!早く第二回を開催したいです!

宇宙電力コンサルタント 岡村 裕之

今回の勉強会のテーマである「皆で考える宇宙開発」が想像以上に皆さんの共感を得られたようでとても手ごたえを感じました。宇宙ビジネスに関わる一員として危機感を抱いているのが、「宇宙開発が既に技術偏重主義になりつつあること」です。かつて日本は家電や車で世界の産業を席巻しましたが、スペック競争に陥りUXをないがしろにした結果、ガラパゴス化し他国にその座を譲ることとなりました。地上向けの産業と違い、宇宙への道は厳しく高い技術が必要とされてきましたが、これからは宇宙飛行士ではなく「普通の人」が普通に宇宙へ行く時代です。今回の勉強会を通して様々な偏愛アイデアが宇宙開発に影響を与えられれば嬉しいです。

宇宙街づくり勉強会プロジェクト責任者
宇宙デザイン研究家 高野峯羽

まとめ

宇宙系のイベントでありながら半数以上が異業種からの参加という、前代未聞の勉強会でしたが、ふたを開けてみれば大盛況で、次回開催を望む声も多く挙がりました。本勉強会を年2〜3回のペースで開催することはもちろん継続していきますが、それ以外にも、出てきたアイデアを実現するために企業や団体とコラボレーションをしたり、大型イベントとして宇宙街づくりコンテストなども企画中です。今回参加された方はもちろん、この記事で本勉強会を知った方も、今後の動きに是非ご期待ください!

第1回 宇宙街づくり勉強会

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投稿者プロフィール

伊藤 真之
伊藤 真之代表理事
1983年生まれのマーケター、そしてコミュニティデザイナー。
マーケティングや共創を目的としたコミュニティデザインの方法論を研究開発する傍ら、宇宙ビジネスの実践コミュニティ「ABLab」を主宰。コミュニティに集まる力を束ね、日本の宇宙ビジネスに推進力を生み出す。そして、様々な企業をコミュニティとマーケティングで支援。コミュニティの力で日本を元気にしたい。クラフトビール好きでIPAをこよなく愛す。