【出展レポート】ロボット・航空宇宙フェスタふくしま2023

ABLabは、11月22日(水)、23日(木祝)の2日間、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開催された展示会「ロボット・航空宇宙フェスタふくしま2023」にブースを出展いたしました。特に23日(木祝)は一般開放とあり、オープンと同時に多くの子供連れのご家族や航空宇宙ファンの方々でにぎわいました。

また今回は、ABLab会員が経営する企業として、株式会社ダイモン、株式会社アストロコネクト、合同会社ムーン・アンド・プラネッツ、合同会社紺屋も出展しており、会場の一角をABLab会員が埋めるという感慨深いブース構成でした。

本記事では写真と共に展示会の様子をご紹介いたします。

ABLabブース

2コマ分のスペースでブース展示させていただき、ABLabの宇宙ビジネスへの取り組みをご紹介させていただきました。壁面には活動紹介のパネルを展示。昨年度の出展時に比べても、より多くのプロジェクトを紹介することができたと思います。

スペースデザインプロジェクトからは、宇宙専用モジュールユニットの創作模型を展示。こちらは両日ともに大人気でした。造作物は触ってみる事で、より創作意欲を掻き立てます。子供たちも、「太陽パネルだ」「アンテナもつけなきゃ」と、自分なりの宇宙基地作りに夢中になっていました。きっと、人が宇宙で生活する未来を想像する、そんな機会になったのではないかと思います。

ARESプロジェクトからは、火星ローバーの実機を展示。ローバーの世界大会「University Rover Challenge」への日本勢初出場を目指して活動しているということを、広くアピールできました。業界関係者からの注目は、特に高かったように思います。

ARES Project
https://www.arespjt.jp/

ABLab会員の帽子デザイナーが制作する「T+(ティープラス)」の展示。T+は、宇宙業界で働く人のためにデザインされたキャップです。また、ロケット発射の煙を模したキャップスタンドはABlab会員の協力によって作られました。

そしてその隣に展示されたESMという名のバックパック。こちらは、宇宙服のLSS(Life Support System)と、ISS(国際宇宙ステーション)の構造から構想を得た新しいバックパックです。アメリカの化学メーカー DuPont社が開発するタイベックという軽量で耐久性に優れた素材を使用しており、商品化に向けて同社主催のデザインコンペにエントリーしています。

ESM
https://sawavaughters.com/esm/

11月22日にはステージにて、ABLab代表理事の伊藤より「異業種からの宇宙ビジネス参入~宇宙×〇〇の始め方~」と題したプレゼンテーションも行いました。

ABLab会員の企業ブース紹介

合同会社ムーン・アンド・プラネッツ
自社で運営するメディア「月探査情報ステーション」等の紹介。ステージでは「月探査の時代に向けて~弊社、そして私ができること、進めていること~」のプレゼンテーション。

月探査情報ステーション
https://moonstation.jp/

株式会社アストロコネクト
人工衛星缶バッチ作り、月面探査車モデル操縦体験、月とわたしフォトスポット等を提供。ステージでは「宇宙×教育」~子どもたちに宇宙を伝える意義~のプレゼンテーション。

株式会社ダイモン
月面探査車YAOKIの操縦体験とミニチュアYAOKIのプレゼント。ステージでは「なぜ月にロボットを送り込むのか?~月面探査車YAOKIの取り組み~」をプレゼンテーション。

・合同会社紺屋 
スマート農業用ローバー、火星探査プローブ、スカパーJ-SATとの共同運用である天球カメラそらたまごの展示。

イベント概要

【日時】 11月22日(水)10時00分~17時00分 ビジネス向け展示・商談会 
     11月23日(木・祝)10時00分~16時00分 一般向け展示会

【会場】 ビッグパレットふくしま

ロボット航空宇宙ふくしまフェスタ 
https://www.robotfesta-fukushima.jp/

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