ABLab MVP 2020 結果発表

ABLab MVP

ABLabで1年間に最も活躍した方を総選挙で決めて表彰する「ABLab MVP 2020」の結果をご報告します。

ABLab MVP とは

ABLabでは、メンバーが自由にプロジェクトを立ち上げ、予算を使いながら活動することができます。それはメンバーの成長や業界貢献を目的にしています。そこで最も貢献度の高い活動をした方を、年に一度、MVPとして表彰しています。

選出方法は「総選挙」です。メンバーからの推薦によって候補者をエントリーし、そこからメンバー全員の投票によって決定しています。

今回はABLabの2年目(2019/8/1〜2020/7/31)の活動を振り返り、最も活躍した方を「ABLab MVP 2020」として表彰します。

それでは、発表します。

MVP

中井 智久 さん

「ゼロから始めるABLab(#a)」 のリーダーとして、個性極まるメンバーをまとめながら、新しくABLabに入った方々の最初の受け皿を目指して取り組んでいただいています。模索しながらも、毎月テーマを決めながらプロジェクトを進めており、いずれはABLabの基盤を形成する重要な位置付けへと発展させてくれることでしょう。

また、極めて非凡な入れ込みでABLab唯一無二のカメラマンとしても活躍。メンバーのプロフィール写真やイベント撮影において、ABLabのプロモーションを支えていただいています。

さらには元プラネタリウム解説員の経験と、持ち前のキャラクターを活かし、「オンラインプラネタリウム」を盛り上げてくれています。群を抜いた活動量に感服です!

賞品

  • ABLab予算執行権20万円分
  • 粗品

準MVP

荒井 大作 さん

コロナ禍において「オンラインプラネタリウム」を企画立案し、メンバーの協力を得つつ短期間で実現。プレスリリース配信後には「めざましテレビ」からの取材を獲得し、初回配信は3,000人を超える視聴者を集めました。それによってABLabのYouTubeチャンネル登録者数も1,000人を超え、広告収益化への道を開きました。その後も中心的な役割を担い毎週の配信を継続。厳しいコメントにもめげず、メンバーと協力して改善を繰り返しました。

さらに、運営が軌道に乗ったタイミングで事業化に向けた企画立案も進め、見事にABLab初の輩出事業となりました。ABLabでアイデアを生み出し、トライ&エラーで磨き、軌道に乗せてスピンアウトするという素晴らしいモデルケースを示していただきました。

外部に向けて毎週決まった時間に配信を続けることは、簡単なようで本当に大変です。「続けること」は影響力を広げるための最も効果的な方法です。オンラインプラネタリウムをきっかけにABLabに入会してくれたメンバーもいます。オンラインプラネタリウムの毎週発信は、今後もABLabの影響力を高めてくれることでしょう。

賞品

  • ABLab予算執行権5万円分
  • 粗品

ベスト6

後藤 正幸 さん

宇宙医療プロジェクトを立ち上げ、1年近くに渡って、プロジェクトミーティングと、ABLabブログでの情報発信を継続されています。

プロジェクトミーティングに関しては現在までに5回実施し、そこでは現役バリバリの医師として医学知識を分かりやすく解説してくださっています。また、ディスカッションも積極的に取り入れ、様々な意見を集める場にもなっています。

ブログに関しては、7月現在で15の記事を執筆、公開されています。非常に分かりやすい内容が好評で、なんと、ABLabサイトのアクセス総数(ページビュー数)のうち約50%が後藤さんの記事へのアクセスです(直近30日間での集計)。すごすぎます。後藤さんの記事をきっかけにABLabに入会してくれたメンバーもいます。

また、JAXAの新ビジネスプラットフォーム「THINK SPACE LIFE」へのアイデア提出に向けてリーダーシップを発揮されており、プロジェクトは更なる盛り上がりを見せています。活動全般的にインプットとアウトプットのバランスが良く、まさに宇宙×医療分野での事業創出の基礎固めに貢献いただいています。

玉置 晋 さん

宇宙天気プロジェクトの立ち上げ、そして精力的に活動いただいています。宇宙天気を研究とビジネスとで回せるように宇宙天気キャスター、宇宙天気インタプリタの養成、創出、宇宙天気予報の番組企画、プロデュースを宇宙天気プロジェクトを通して実施しています。

計画性もさることながらメンバーの巻き込み、協力体制の構築は、素晴らしいの一言!宇宙科学技術連合講演会(宇科連)への論文発表を目指し準備を進めており、着実に実績へ近づけていただいています。

高野 峯羽 さん

Space Designプロジェクトにおいて、ABLab内だけでなく実績あるリーマンサットデザイナーなど外部の方も巻き込み、非常にクオリティの高い宇宙船デザインのアウトプットを出しています。模型製作にも着手し、今後の宇宙関連イベントに出展する方針から、ABLabの存在を外部にアピールしてくれることにも期待が持てます。マイルストーンを定め、計画的にプロジェクトを進めており、これからどのような展開になっていくか、ワクワクが止まりません!定例会でのデザイナーさん達の話も超絶面白いです。

そして他にも、ABLab用のZoom背景画像を作っていただいたり、アパレルデザインを考えていただいたりと、他プロジェクトでもデザイン面で協力をいただいたり、ABLabの多くの活動をデザインで支えてくれています。表面上のデザインだけでなく、内側からのデザインに尽力してくれる高野さんはABLabにとって欠かせない存在となっています。

Kogataさん

持ち前の専門知識を各プロジェクトで惜しみなく提供し、メンバーの学習と活動を支えていただいています。

「ゼロから始めるABLab(#a)」では、幅広く深い知識知見をもとに興味深い話題を提供していただき、メンバーの関心を集めています。Project Rocket Girlsでは、各機体の身長等設定計算、デザイン、コンテンツ戦略において、自身のスキルを発揮し多大な貢献をいただいています。

さらには、Slackで「#リモセン地球観測」という新チャンネルを立ち上げ、リモートセンシングデータ活用に関して理解と議論を深める場を作っていただいており、まさに地に足着いた実践的プロジェクトへと発展が期待されます。

賞品

  • 粗品

賞品について

MVPと準MVPのお二人には、ABLabの予算執行権を差し上げます。この資金を使ってご自身の活動を更に加速させていただければ幸いです。

また、今回選ばれた6名全員に、賞品として以下の粗品をプレゼントさせていただきました。引き続き充実したABLabライフを!

総評

今回選ばれた6名の皆さん、おめでとうございます。ABLabには意識の高い素晴らしい仲間たちが集まっています。その仲間から推薦され、仲間たちからの投票によって選ばれたことは大変な名誉だと思います。素晴らしい仲間たちからの高い評価、信頼は、永きに渡って皆さんの財産になることでしょう。

また、この6名を支えて、一緒に活動してくれた皆さんもありがとうございます。仲間の後押しがあってこそ、仲間の存在があってこそ、思い切った挑戦ができるものだと思います。ちょっと大袈裟かもしれませんが、ちょっとした支えや後押しが仲間の行動を促し、その行動が社会に変化をもたらし、やがて世界を変えていくと信じてます。

一人ひとりの行動だけが、世界を変えていく。

小さな行動から始めていきましょう。くだらない話から始めていきましょう。一緒に楽しんでいきましょう。

投稿者プロフィール

伊藤 真之
伊藤 真之代表理事
1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。