ABLabを立ち上げる3つの理由
はじめまして、ABLab代表の伊藤です。これはABLabの初投稿となる記事。
私が宇宙ビジネスへの挑戦を決め、ABLab(エイビーラボ)を立ち上げるに至ったきっかけと3つの理由をご紹介します。
きっかけは「7歳の息子」と「小野雅裕さん」
私が宇宙ビジネスに興味を持ったきっかけは、当時7歳の私の息子と、NASA技術者の小野雅裕さんです。
まず息子の方から紹介すると、元々、宇宙に興味を持っていたのは私の息子です。一応親として、宇宙の本を読んであげたり、科学館に連れて行ったりしていたのですが、そんな折に、たまたまNASA技術者の小野雅裕さんの講演を知り、宇宙飛行士を夢見る息子のために勉強しに行くつもりで参加しました。講演を聴く前に小野さんの書籍「宇宙に命はあるのか」も読みました。
そして、小野さんの書籍と講演によって宇宙ビジネスの大きな可能性に気付き、そこで完全に火がついたというわけです。
ABLabを立ち上げ、宇宙ビジネスに挑戦する理由
【理由1】宇宙産業の未来を教えてもらった
小野さんの話を聞くまで、私は「宇宙産業」について間違った認識を持っていました。僕の中で、宇宙産業=ロケットだったのです。これは間違いです。運輸業、通信業、サービス業といった各業種と並列に宇宙産業があるのではありません。
まず、地球産業と宇宙産業という大きな枠組みがあり、地球産業における運輸業、通信業があるように、宇宙産業における運輸業、通信業があるのです。ロケットは宇宙産業における運輸業の一つに過ぎません。つまり、地球産業におけるあらゆる業種は、宇宙産業への展開が可能性としてあるわけです。
今は宇宙への輸送がボトルネックとなっているため、ロケットに注目が集まっていますが、それが解決し輸送がクリアできると、様々な業種へと道が開けます。
例えば、宇宙に多くの人が行けるようになれば、宇宙と地球間の通信インフラが求められます。宇宙で撮った写真をインスタにアップしたいでしょ? ホテルや食事のような設備やサービスも必要です。設備をたくさん作るためには、宇宙建築業が必要です。宇宙で仕事する人が増えれば、宇宙ステイを快適にするために宇宙用の生活用品や衣類、移動手段も必要です。ステイ中に病気やケガのリスクもあるから、病院や売店も欲しい。地球に帰るときは友人のためにお土産も買わないといけない。
あえてわかりやすい例だけ挙げていますが、これだけでも人類の活動が宇宙に広がることで、とんでもない規模の経済効果があることがわかると思います。
【理由2】産業人口がまだ少ないため凡人の私にもチャンスがある
ものすごい可能性を秘めた宇宙産業ですが、2016年の調査データによると市場規模は世界で35兆円程度しかありません。そして、宇宙ビジネスに参入しているプレイヤーも非常に少ない。
しかし、10年、20年というスパンで見れば、市場は間違いなく拡大します。そして間違いなく、宇宙ビジネスに詳しい人材が不足します。
今から準備を整えておけば、私のような凡人でも、数年後に訪れるチャンスを有利なポジションで掴むことができるはずです。
【理由3】活動しやすい肩書きが欲しい
ということで、これから宇宙ビジネスに関する活動を始めていくわけですが、私の本業はIT企業のマーケティング担当です。宇宙ビジネスと何の関係もありません。「宇宙」とつく肩書きがないのは、宇宙産業界の人と会って交流する上で、いまいちやりづらさがある。
私のように本業の傍ら、個人で宇宙ビジネスに取り組み始める方は、同じように感じるかもしれません。便利でかっこいい肩書きが欲しいと。
そこで、宇宙ビジネス関連のコミュニティを探してみたのですが、ちょうど良いのが見つからない。「仕方ない、オレが作るか。」ということで、「宇宙ビジネス研究のABLab」立ち上げに至ります。
まとめ(ABLabへの勧誘)
ITが世界を変えたように、宇宙産業は近い将来、世界を変えることになるでしょう。そこに秘められた可能性とチャンスに、私は運よく気付くことができました。ほぼ息子のおかげ(笑)
同じようにこのチャンスに気付いた方、もし良ければ一緒に勉強していきませんか? ABLabの肩書きをあなたにも差し上げます。
お問い合わせ先は、、、まだないので、Twitterで@sidesmartに話しかけてください。
投稿者プロフィール
- 1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。