月面探査車YAOKIの組み立てを体験しました
2019年11月9日、「月面探査車YAOKI」の組み立て会を、株式会社ダイモンとABLabで合同開催しました。
NASA CLPSに認められ、2021年に月に向かうYAOKIですが、それをABLabメンバー皆で組み立ててみようという会です。大人も子供も、みんなでYAOKIを組み立てました。
YAOKIとは
YAOKIは株式会社ダイモンが開発する超小型の月面探査車です。その大きさは、手のひらに乗ってしまうほど。
月への輸送費用は1kg当たり1億円と言われていますが、YAOKIはその1kgに満たないほど小さいため、なんと数千万円で月まで運び、月面探査を実現できてしまうのです。
YAOKIの詳しい情報はダイモンのWebサイトをご覧ください。
当日の様子
パーツの生成は時間がかかるため、ダイモンの中島さんが予め用意してくれました。筐体にモーターや基盤、カメラ、タイヤなどのパーツを組み立てていきます。
タイヤは細かいパーツを一つ一つ、UVレジンで接続していきます。UVレジンとは、紫外線を当てると硬化する接着剤です。
ABLabメンバーのお子様も参加。お兄さん、お姉さんたちにフォローしてもらいつつ、タイヤを完成させました。写真はUVレジンを塗っているところ。
両輪が完成。素人が作ったので少々雑な感じもしますが(笑)、すごく愛着が湧いてきます。
3Dプリンターの解説をしてくれるダイモンの中島さん。
3Dプリンターで作ったパーツをプレートから剥がす儀式。
はんだ付けにも挑戦しましたよ。
もうちょっと完成だったんだけど、夜も更けてきたので今日はここまで。あとは中島さんに仕上げてもらいます。
お疲れ様でした!!
今回制作したYAOKIは、翌週の「宙フェスTOKYO」で展示し、多くの方に月面探査車の操縦体験をしていただけました。
宙フェス東京にて、YAOKI操縦体験の様子。
まとめ
ABLabで開催したYAOKIの組み立て会、めちゃくちゃ楽しかった!
子供はものづくりに触れる機会になったし、大人はまるで子供に戻ったように夢中で作業に取り組みました。こんな貴重な体験の場を企画してくれたダイモンの中島さん、ありがとうございます。
ABLabは、今後も株式会社ダイモンと協力し、みんなの月面探査YAOKIプロジェクトを盛り上げていきます。あなたも、あなたのお子様も、YAOKIプロジェクトに参加してみませんか?
ABLabに参加するという小さな一歩が、あなたのOne Giant Leapかもしれません。
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投稿者プロフィール
- 1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。