ABLab 2023年の振り返り、2024年の抱負

新年おめでとうございます。
宇宙ビジネスの実践コミュニティABLab代表の伊藤でございます。

今年も変わらず、「地球上の全ての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンのもと、宇宙事業に挑戦する方々の後押しをしていきます。また、私自身もABLab代表として恥ずかしくない姿勢で、適切なリスクテイクに挑んで参ります。また1年、共に頑張りましょう。

さて、ABLabの2023年の振り返りと、2024年の抱負について、昨年末に書き留めたものがありますので、そちらを公開させていただきます。宇宙ビジネスメディア「宙畑」の年末記事にも掲載されているものです。

宇宙ビジネス企業53社とゆく年くる年、2023年のトピックと2024年の展望 | 宙畑
https://sorabatake.jp/34952/

2023年の振り返り

ABLabは非営利の組織ではありますが、コミュニティ事業の売上としては前年比約2倍へと事業規模を大きく拡大できた年になりました。全ての収益は宇宙産業に貢献するためのコミュニティ活動予算として消化しながら取り組んでおり、来年以降の更なる成果へとつながっていくことが期待できます。

その活動のひとつとして、宇宙イベント・展示会への出展があり、2023年は主なもので7つのイベント・展示会に出展しました。特に10月の北海道宇宙サミットではダイヤモンドスポンサーとして開催に貢献し、業界における存在感を強化できたと思います。また、2月の国際宇宙産業展から得られたインサイトに基づき、6月から法人会員を迎えての活動をスタートしました。それにより企業リソースを活用したより大きな取り組みが可能となり、今後のABLabの業界貢献に対するポテンシャルが大きく高まったと考えています。

ABLabの提供価値

ABLabではこれまで約5年間に渡って、宇宙ビジネスに挑戦する個人を支援する場としてコミュニティを運営してきました。そして2023年6月からは、同様に企業向けの支援を強化しています。

成長する宇宙市場に関心はあるものの参入の糸口が見つけられずにいる企業を対象に、コミュニティを活用した安価な支援を提供することで、低コストで業界参入を検討し、活動開始、そして事業化までのスピードを加速することができます。自社で宇宙事業参入を検討する際に、100人規模の熱量高きコミュニティが味方になってくれることをイメージしていただければ、その心強さを感じていただけるのではないでしょうか?

6月から法人会員として参加いただいている株式会社スペースデータの佐藤航陽氏からも、入会後3ヶ月で想像以上の進捗ができたと評価いただいています。

2024年の抱負

2023年後半の展示会出展を通して得られたインサイトにより、つい先日から新たな事業に向けた取り組みをスタートしています。2024年はグローバルも視野に入れた更なる大きな挑戦の年になる見込みです。まだ計画段階ではありますが、その挑戦によってABLabにはより大きな価値が集まり、事業創出や事業成長においてより強力な推進力となるでしょう。宇宙に挑戦する人や企業にとってかけがえのない存在として、引き続き成長していきたいと考えています。

今年もよろしくお願いします!

昨年、WBCで格上の米国に勝ち世界一を果たした栗山監督も、「リスクを背負わないと勝てない」と語られていました。今や宇宙業界トップリーダーのイーロンマスクも、実は強烈なリスクテイカーです。ウォルター・アイザックソン著の「イーロン・マスク」ぜひ読んでみてください。どんな重圧も、イーロンマスクよりはマシだと思えてくるでしょう(笑)

そこまで厳しい戦いを望む方は少ないとは思いますし、僕自身もそうです。ただ、やっぱり戦わなければならない時もある。そんな時は、同じ目線で支え合える仲間が必要です。

一人ひとりの行動を後押しする、重圧を分かち合う、そんな場をABLabで提供していきたい。そして、自社の挑戦を促したいという企業を支援していきたい。

また楽しい1年をよろしくお願いします。

投稿者プロフィール

伊藤 真之
伊藤 真之代表理事
1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。