宇宙教育プロジェクトの活動レポート(2020年10月)

宇宙教育メンバー

こんにちは、宇宙教育プロジェクトのリーダーの福原です。

宇宙教育プロジェクトでは毎月1回、活動レポートをブログに更新しています。今日は2020年10月の活動レポートをお届けしたいと思います。

宇宙教育プロジェクトについて

進行中の企画紹介

一言で宇宙教育といっても、裾野が大変広く、人によって「興味のあること」や「やりたいこと」が違います。

そこで宇宙教育プロジェクトでは、メンバーから「やりたい企画」を募集して、複数の企画を並行して進めるスタイルを採用しています。

現在、宇宙教育プロジェクトでは5つ企画が立ち上がっています。

  • 中高生のためのオンライン部活
  • 宇宙教育ゲームの開発
  • 宇宙職業体験プロデュース
  • オンライン ジュニア天文合宿(次回は2021年春を予定)
  • バーチャル名刺背景の普及(ABLab内限定の取り組み)

定例会は週2日、オンラインで夜に開催

まずは多くの方に参加してもらえるように、定例会(ミーティング)は火曜日と土曜日の2枠を用意しています。いずれかの曜日のミーティングに参加してもらえればOK、という感じです。(もちろんフル参加は大歓迎!)

定例会の時間は社会人でも参加しやすい20:30〜22:00、場所はオンライン(Zoom)です。(ただし第3火曜日の定例会は、ABLab主催のオンライン交流会と重なるためお休みです。)

毎月第1火曜日の定例会は、「ゼロから始める宇宙教育」と称して、新メンバー歓迎会 & 活動報告会を開催しています。新しくABLabに入会したメンバーはもちろんのこと、「宇宙教育ってどんなことしているの?」と興味を持ってくれたメンバーが楽しく参加できるように用意したイベントです。

そして土曜日の定例会後には、残っていられるメンバーで雑談する「放課後交流会」の時間があります。この雑談から「新しい企画」が生まれることも珍しくありません。楽しいですよ!

2020年10月の活動紹介

それでは、2020年10月の宇宙教育プロジェクトの活動を紹介します。

FM-FUJI「みんなのラジオ」にゲスト出演

10月12日のFM-FUJI「みんなのラジオ」に、宇宙教育プロジェクトのリーダー福原がゲスト出演しました!

ラジオでは、私たちが取り組んでいるABLab宇宙教育プロジェクトの活動、特に「中高生のためのオンライン部活」について話をさせて頂きました。

「みんなのラジオ」のアーカイブはこちらから聞くことができます。登場時間は開始5分後から約10分間です。長時間ではないですので、良かったら聞いてみてくださいね。

テーブルトークRPG体験会を開催

10月11日(日)、X-NIHONBASHIにてテーブルトークRPG体験会を開催しました!

現在、「宇宙教育ゲームの開発」企画では、「宇宙飛行士選抜試験」を題材としたテーブルトークRPGの開発に取り組んでいます。

テーブルトークRPGとは、ゲーム機などのコンピュータを使わずに、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム(RPG)です。

オリジナルのテーブルトークRPGを開発するためには、テーブルトークRPGに詳しくなければできません。ということで、テーブルトークRPGを研究するための体験会を開催しました。(ABLabメンバー限定のイベントです。)

マスクなどの感染症対策をしつつ、プロジェクトメンバーでテーブルトークRPGを楽しむことができました。(11月にもABLabメンバー限定のイベントを開催予定です。)

中高生のためのオンライン部活

日本全国にいる「宇宙好きの中学生・高校生たち」の居場所となるオンライン部活を作る企画です。オンラインサロンABLabの中高生バージョンというイメージですね。

10月の定例会では、サービス内容や提供するプログラム、使用するICTツールの選定、会員プランなどについて話し合いました。

オンライン部活のコミュニティを支えるICTツールの第一候補は「Slack」だったのですが、16歳以上という年齢制限があるため断念しました。その代わりに、年齢制限が13歳以上である「Discord」というチャットツールを採用することにしました。現在、宇宙教育プロジェクトメンバーで「Discord」を使ってみており、運用方法や課題について話し合っています。

また、オンライン部活の要所となる「提供するプログラム」の中身ついては、コンテンツ企画チームという専門部隊を新しく立ち上げ、そちらの方でコンテンツ開発を進めていきます。ABLab外部からも現役の高校教師のメンバーが企画チームに加わってくれました。精力的にコンテンツ開発を進めていきたいと思います。

(企画リーダー:福原)

宇宙教育ゲームの開発

大勢で楽しく遊びながら宇宙について学べる「宇宙教育ゲーム」を開発する企画です。

現在、第一弾として「宇宙飛行士選抜試験」を題材としたテーブルトークRPGの開発に取り組んでいます。協力してミッションを達成するという「人間力」を培うゲームを作りたいと考えています。

10月の主な活動目的は、「テーブルトークRPGの基本的な流れやルールを知ること」でした。実はプロジェクトメンバーの大半はテーブルトークRPGが未経験だったんです。そこで私たちは「テーブルトークRPG体験会」をリアルで開催したり、オンラインでICTツールを使ったテーブルトークRPGの体験会を行ったりしました。

11月の活動目的は、「最初のプロトタイプの開発と完成」です。現在、企画リーダーのKKさんが中心となって、シナリオライティングを進めています。そして11月末には、宇宙教育プロジェクトのメンバーで「プロトタイプの体験会」を開催したいと思っています。

(企画リーダー:KKさん)

宇宙職業体験プロデュース

宇宙職業体験プロデュースは名前の通り、キッザニアなどにある様な、子供向け宇宙関連の職業体験をプロデュースしていく企画です。

企画の目的は、「宇宙の仕事は違う世界の物」「理数系が得意な頭の良い人の仕事」などという子供(大人も?)の思い込みに対して、様々な関わり方があるという事を知ってもらい、将来の職業選択の一つに宇宙の仕事を視野に入れてくれたら嬉しいな! というものです。

10月の主な活動目的は、「宇宙の仕事の整理」でした。「宇宙の仕事って何ですか?」と聞かれれば、皆さんバラバラな答えが返ってくるかと思われます。そこでまずは、皆さんが考える宇宙の仕事を兎に角たくさん集めて、大きな括りで何個かにまとめてみようと考えました。

現在、68個の「宇宙のお仕事」を書き出しましたが、まだまだ数が増えていきそうです。既にいま存在する仕事だけでなく、将来必要となると考えられる仕事もあります。11月も引き続きこの作業を進めていきたいと思います。

(企画リーダー:Oさん)

2020年10月の活動レポートは以上です。

プロジェクトメンバーを募集しています!

ABLab宇宙教育プロジェクトでは、宇宙・教育・子供をテーマに様々な活動を行っています。

自分1人で企画を1コやるよりも、2人で2コやった方が良いものができます。それよりも、10人で10コの取り組みをした方が、もっと素晴らしいものができるでしょう。

同じ想いを共有できる仲間たちと一緒に、力を合わせて、子供たちのために活動していきたいと思っています。もし私達の活動に興味をもってくれる方がいましたら、ABLabで一緒に宇宙教育プロジェクトの活動に取り組んでいけたら嬉しいです。

ABLabに加入したら、まずは宇宙教育プロジェクトの定例ミーティングに参加してみてください。定例会は毎週火曜日と土曜日の20:30〜22:00にZoomで開催しています。企画のコンセプトや活動内容を聞いた上で、興味ある企画へご都合に合わせて参加することができます。

ご参加を心からお待ちしております。

(ABLabへの参加を検討される方はこちらをご覧ください。)

投稿者プロフィール

福原将之
福原将之教育コンサルタント/宇宙教育プロジェクトリーダー
宇宙教育プロジェクトのリーダー。理学修士。大学院時代は電波望遠鏡を使って「渦巻銀河における星間物質の進化」について研究をしていた。
現在は学校の教育コンサルタントとして、小学校・中学校・高校でアクティブ・ラーニングとICT教育の支援をしている。「世界中の子供たちの未来を明るく照らすこと」をミッションに、ABLabでは宇宙教育プロジェクトに従事。