「SPACETIDE 2021 Spring」 にABLab代表の伊藤が登壇しました
3月23日、24日に開催された「SPACETIDE 2021 Spring」にABLab代表の伊藤が登壇しました。Day2のセッション、コミュニティをテーマにした「Fireside Chat」にて、宇宙ビジネスの実践コミュニティとしてABLabの取り組みを紹介させていただきました。
SPACETIDEとは
SPACETIDEは、日本を代表する宇宙ビジネスのカンファレンスです。新たな宇宙ビジネスの産業発展を目的とし、各国から企業、政府、投資家等のキーパーソンが集います。2015年から開催しており、今回で5回目となります。
今回も大盛況で、オンラインとオフラインのハイブリッド開催で、10を超える国・地域から約60名の登壇者と500名の参加者が集結したとのこと。素晴らしいですね。
Day2 Fireside Chatのテーマは「コミュニティ」
今回伊藤が登壇させていただいたのは、SPACETIDE 2021 Spring Day2のFireside Chatというセッションです。産業振興に取り組むコミュニティとして、下記の方々と共に、参加させていただきました。
- 宮本 卓 氏 (一般社団法人リーマンサットスペーシズ 代表理事)
- 城戸 彩乃 氏 (さくらインターネット株式会社 事業開発本部 クロスデータ事業部 開発・運用グループ)
- 小林 誠 氏 (内閣府 宇宙開発戦略推進事務局 参事官補佐)
- 伊達木 香子 氏 (JAXA 新事業促進部長)
モデレーターは、SPACETIDE 八亀 彰吾氏です。
ABLab代表 伊藤のトーク内容
モデレーターの八亀氏との対談を通して、伊藤からお伝えした内容を、以下に要約してみました。正直、自分でも何を話したか忘れてしまったのですが、こんなことを話したはずです。
ABLab代表 伊藤
ABLabは宇宙ビジネスの実践コミュニティで、宇宙ビジネスを志す人たちが集まっています。
私たちのビジョンは「地球上の全ての業界を、宇宙産業に巻き込む」ということ。今後、人やモノが宇宙へ出ていけば、人類の経済圏は宇宙へと拡張していきますので、様々な業界が宇宙でもビジネスを展開する。これは当然来るであろう未来です。ただ、私たちはその時間を早めたいと思っています。
私たちABLabは、宇宙を志す挑戦者たちの受け皿です。様々な業界から宇宙に挑戦したいと思う人たちが集まり、相互に協力し、行動することによって、自身の業界を宇宙に巻き込んでいく。事業創出とリーダー人材の輩出を目指しています。
コミュニティ運営において大切なのは、目的にあったデザインをするということ。車や建物が目的に合わせてデザインされるように、コミュニティも目には見えないけどデザインがあります。ABLabでも、事業創出やリーダー人材の輩出を促進するようなコミュニティとしてデザインしています。様々な工夫と仕掛けが必要なのです。
ABLabの代表的な実績として、SEESEという宇宙ベンチャーの輩出があります。ABLabでチームを組み、そこからビジネスアイデアが生まれ、内閣府主催の宇宙ビジネスコンテスト「S-Booster 2019」でJAXA賞をいただきました。その後、1年間の準備期間を経て、昨年12月にJAXA認定ベンチャーとして事業化されました。その影には、ABLab内で様々なスキルや知識、人脈を持つメンバーたちの協力や後押しがありました。
ABLabでは他にも約30のプロジェクトが動いています。引き続き、宇宙を志す仲間たちと共に、社会に対してアウトプットしていきたいと思います。ABLabはどなたでも参加できますので、興味がある方は「ABLab」を検索してみてください。
まとめ
「SPACETIDE 2021 Spring」にABLab代表の伊藤が登壇させていただいた内容を報告させていただきました。
余談ですが、3 年前、SPACETIDE 2018に参加し、宇宙ビジネスの可能性に胸を熱くした1人が私です。その時に書いたブログが残ってますので、よかったらご覧ください。
「何かやりたい!でも自分に何ができるんだろう?」
イベント参加後にそんな焦燥感に駆られながら、自分にできることを探して、もがきながら、その3ヶ月後にABLabを創設するに至ります。
誰にでもチャンスがある。行動すれば変化がある。仲間が助けてくれる。
行動を始めるなら、ABLabだ。
投稿者プロフィール
- 1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。