誕生!「宇宙音楽ホールプロジェクト」
2022年5月22日、ABLabの定例イベント「ABLabソリューションズ」を開催しました。
今回は、ABLabメンバーである航空宇宙工学修士1年の藤間一輝さんから、宇宙に作る音楽ホールをテーマにお話していただき、その後皆でディスカッションしました。
ABLabソリューションズとは
ABLabソリューションズは、メンバーやゲストからの問題提起(悩み、課題、検討中のテーマなど)に対し、ABLabの皆で考え議論しようというオンラインイベントです。「誰かの問題を、みんなの問題に」をキャッチフレーズに、優秀で熱意のある、そしてちょっと破天荒な仲間たちと共にディスカッションします。
具体的には、以下のような流れで進行しています。
- 最初の30分で問題提起。問題を抱えている人の声を聴く。
- 次の30分でグループディスカッション。皆の知見を総動員。
- 最後の30分は共有と雑談。ディスカッションで生まれたものを共有する。
イベント概要
今回のテーマは、「宇宙につくる音楽ホールを考える」。
藤間さんからプレゼンテーションいただいた上で、zoomのブレイクアウトルームに分かれ、自由にディスカッションしました。
タイムテーブル
21:00-21:30 プレゼンテーション(藤間さん)
21:30-22:00 ディスカッション「ABLabでどのような宇宙×音楽プロジェクトができるか」
22:00-22:30 全体共有&雑談
プレゼンテーション「Space Music Hall 宇宙につくる音楽ホール」
宇宙音楽ホールとは
現在、商用の地球低軌道開発が今後数十年で一気に加速すると考えられています。その際、軌道上に多くの人が滞在するようになると必要になる場所が、息抜きの場や娯楽施設。
藤間さんは大学時代、このように現実的な案として、宇宙ステーションに音楽ホールを作ることを考えてみたのだそうです。
宇宙では微小重力空間や閉鎖空間であるという地上とは異なる面がありますが、だからこそ地上にはない新しい文化が生まれるとも言えます。音楽ホールから地球を見渡すことができたら最高ですよね。そんな宇宙という特性を活かした設計やビジネス面から音楽ホールについての説明をしていただきました。
藤間さんが考えた音楽ホールについて、詳しくはこちらをご覧ください。
宇宙×エンタメは日本がアツい
日本には実は宇宙エンタメ系のベンチャーや事業が多いのです。それに加え、「きぼう」の実績があり宇宙での建設技術を持っています。宇宙音楽ホールの実現に欠かせないエンタメ面と建設面では、日本はもっと自信を持って良いのかもしれません。
「日本の若手アーティストが武道館を目指すように、世界中のアーティストやファンが宇宙音楽ホールを目指してほしい」
最後にはそんなアツい未来を語っていただきました!
質疑応答では、「宇宙では音の伝わり方は変わるのか?」「聞こえ方は変わるのか?」「その変化はアーティストにどれくらい影響を及ぼすのか?」など様々な質問が飛び交い、大盛り上がりでした。
グループディスカッション~ABLabでどのような宇宙×音楽プロジェクトができるか~
藤間さんからは、音楽×宇宙の案として、
- 現在考えている音楽ホールをよりかっこいいモデルにしたい
- 中身の装飾デザインを考えたい
- 宇宙で使える楽器を作ってみたい
- 宇宙に関連する楽曲を集めてみたい
などがありました。
するとメンバーからは、ABLab内での別プロジェクトとのコラボやデザイナーとのコラボができそうだという声が。
また、CGやVR、模型を作って展示会に出せば、他の人に知ってもらうきっかけにもなります。展示会で音楽ホールを体験できる機会はそう遠くないかもしれませんね。
まとめ
今回のABLabソリューションズから、音楽ホールプロジェクトが誕生しました!
音楽には将来の宇宙滞在での癒しになる可能性を秘めています。今後のプロジェクトの発展がとても楽しみですね!
そして、音楽に興味がある人、宇宙に興味がある人、とにかくワクワクすることをやってみたい人、ぜひ音楽ホールプロジェクトへ!!
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投稿者プロフィール
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ABLabの秘書兼広報。
現役大学生ですが、宇宙へのアツさは人一倍!
「たくさんの人に宇宙、宇宙ビジネスの魅力を伝えたい」という思いで日々、運営業務や情報発信のお手伝いをしています。
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