ホンモノの宇宙天気キャスタ登場
宇宙人クラブ「3分宇宙天気」
ABLab宇宙天気プロジェクトは,宇宙コミュニティ「宇宙人クラブ(会長:福海由加里さん)」にて毎月「3分宇宙天気」というコーナを担当しています.2021年9月19日に配信された宇宙人クラブオンラインチャンネルVol15.「宇宙天気特集」では,斉田季実治プロジェクトマネージャが宇宙天気キャスタを担当しました.
斉田プロマネはNHKニュースウオッチ9の気象コーナを担当するプロの気象キャスタです.プロの気象キャスタがその対象を地球から宇宙に拡張して「宇宙天気キャスタ」として活躍する世界の実現は,宇宙天気プロジェクトが取り組むミッションの一つです.今回はその記念すべき1回目のテストケースとなりました.企画を実現してくださった宇宙人クラブの皆様とコンテンツ制作にたずさわったABLab宇宙天気プロジェクトメンバに心より感謝致します.宇宙人クラブさんの御厚意により,3分宇宙天気の動画を公開します.
基調講演「気象予報士が考える宇宙天気キャスタが活躍する未来」
斉田プロマネによる「気象予報士が考える宇宙天気キャスタが活躍する未来」と題して講演が行われました.宇宙天気とは何か?宇宙天気にはどの様な影響があるのか?宇宙天気キャスタの役割とは?私達のプロジェクトでは現在の宇宙天気に関する2つの問題を認識しています.一つは宇宙天気の社会的影響がよくわかっていないこと.もう一つは研究情報を社会に伝える,逆に社会ニーズを学術界に伝える役割が成熟していないことです.私達はこれを宇宙天気の2つの「死の谷」と呼んでいます.宇宙天気キャスタが死の谷に橋をかける役割を担うことになるでしょう.
研究トピックス
宇宙天気インタプリタ運用プロトコル
ABLab宇宙天気プロジェクトのミッションの1つとして,宇宙天気インタプリタの普及があります.宇宙天気の「死の谷」問題の解決の為には宇宙天気の情報を社会で使える形に翻訳者(インタープリタ)が必要です.宇宙天気インタプリタが活躍する為には宇宙天気の社会への「定量的な」影響評価を行うことと,いざ,宇宙天気現象が起きたときにどの様な対処をしたらよいかを検討しておくことが必要です.私達はこれらを宇宙天気インタプリタ運用プロトコルと呼んでいます.ABLabには様々な分野のプロが参加しています.彼らと協力しながら,宇宙天気インタプリタ運用プロトコルを検討しています.あなたの仕事や生活ではどの様な運用プロトコルが必要なのだろう?一緒に考えてもらえる仲間を募集しています.
投稿者プロフィール
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宇宙天気プロジェクトリーダー。
衛星運用現場の宇宙天気インタプリタ・軌道上技術評価エンジニア。茨城大学で社会人大学院生(宇宙天気防災)。宇宙天気災害から世界を守る仲間を募集中。
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