【ABLabマンガ】第4話「SEESE」
ABLabのプロジェクト
ABLabでは、日々様々なプロジェクトが立ち上げられています。
超小型ローバー「YAOKI」による月面探査、R2-D2を月面に連れて行くプロジェクトをはじめ、宇宙技術や知識による教育、アパレルブランドの立上げなど、各々魅力的なビジョンを掲げ、その実現のために活動しています。
ABLabには、誰かが「〜が面白そう」という話をすると、すぐに「やろう!」と人が集まってくる文化があり、打席に立てる機会が圧倒的に多くハードルも低いという特徴があります。
SEESEとは?
SEESEを立ち上げたきっかけ〜人工衛星製造にまつわる課題感〜
宇宙環境は過酷です。
何もテストせずに打ち上げたとしても壊れてしまうのは間違いないでしょう。
SEESEの仕組み〜環境試験事業者と衛星メーカーを「つなぐ」
「SEESE」は、衛星メーカーと環境試験事業者との間を「つなぐ」ことで、それぞれの窓口を一本化させます。
衛星メーカーは「SEESE」に環境試験の依頼や事務処理を発注するだけでよく、煩雑な事務処理から解放され、開発によりリソースを割けるようになるでしょう。
環境試験事業者も煩雑な事務処理から解放され、効率的に設備を稼働させ、より多くの試験を受注できるようになるかもしれません。空いているリソースを「つなぐ」ことでフルに活用、価値を生み出すというシェアリングエコノミーの思想は、宇宙開発にも活用できるのです。
S-Booster 2019ファイナルへ〜SEESEが加速させる宇宙産業
これからますます加速していく宇宙ビジネスですが、ロケット打ち上げや衛星データを利用したサービスと比べると、「SEESE」は一見地味に見えるかもしれません。
しかし、日本が世界と戦っていくには、できるだけ新規参入の敷居を下げ、ビジネスサイクルを早く回すことが可能な世界を作る必要があります。
日程:2019年11月25日(月)13時30分~17時50分(予定)
(一般受付・開場開始 13時00分予定)
会場:日本橋三井ホール(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 4F・5F)
URL:https://s-booster.jp/2019/final/index.html
編集後記
今回は、人工衛星の環境試験シェアリングサービス「SEESE」をご紹介しました。
いかがでしたか?
Special Thanks
まんがたり前田さん、上野りゅうじんさん、マンガ制作へのご協力ありがとうございました。
まんがたり
漫画家が漫画を書くことだけに集中できる環境を作る
https://www.mangatari-comictalk.com/
上野りゅうじん@本スペ&web漫画連載中
https://twitter.com/U_ryu_jin?lang=ja
投稿者プロフィール
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外資スタートアップで奮闘しながら宇宙法に挑む企業内弁護士。専門は不動産とIT。
日本の宇宙ベンチャーが世界で戦っていける環境を構築するため、noteで「3分でわかる宇宙法」の連載をはじめ、ひたすら行動する日々。
宇宙法研究部会部会員、IT法研究部会部会員、シェアリングエコノミー研究部会部会員、リモートセンシング学会会員
毎週最低1回、100本まで更新するnote「3分でわかる宇宙法」
https://note.com/rys_star
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