おかえりモネ,そして地球から宇宙の天気へ
扱うのは「宇宙の天気」??必要なのは地球を護りたいという意志!
★『宇宙天気』の社会的認知度の向上
★『宇宙天気インタプリタ』の普及
★『宇宙天気キャスタ』の創設
宇宙天気プロジェクト定例会開催報告
特集「地球と宇宙の天気入門」
ABLab宇宙天気プロジェクトでは2ヶ月に1回のペースでABLab会員向けに定例会を開催しています.2021年8月21日に第9回の定例会を開催しました.今回のテーマは特集「地球と宇宙の天気入門」です.
講演1:気象予報士入門講座
斉田季実治プロジェクトマネージャから気象予報士の試験から仕事までわかりやすく解説していただきました.斉田さんは最後にこう述べています.「机に向かうだけでなく 空を見上げることも勉強」.斉田さんは宇宙天気キャスタを目指すことを公言しています.
講演2:宇宙天気入門講座
宇宙天気プロジェクトのコアメンバーの一人.中学生の頃から宇宙天気が大好きな石田さん.日本の宇宙天気予報の中心機関「情報通信研究機構(NICT)」が開催する宇宙天気ユーザーズフォーラムに毎年足を運んでいます.彼女は宇宙天気をいろんな方に知ってもらいたいという想いから,宇宙天気入門講座を企画しました.石田さんは宇宙天気災害から社会を守る宇宙天気インタプリタになることを志しています.
宇宙天気ユーザ協議会アウトリーチ分科会報告
ABLab宇宙天気プロジェクトは,NICT宇宙天気ユーザ協議会のメンバです.宇宙天気ユーザ協議会は,宇宙天気情報のユーザとなる企業や行政機関がメンバとなっている組織で,定期的にNICTさんと情報交換を行っています.2021年8月22日に開催された協議会では,プロジェクトの活動紹介を行うとともに,今後の宇宙天気アウトリーチに関する協力体制のあり方について意見交換をして参りました.
研究トピックス
太陽フレアとそれに伴う現象の地球への影響タイムライン
ABLab宇宙天気プロジェクトでは,宇宙天気の専門家の協力を得ながらプロジェクトを推進しております.研究者の河村聡人氏から頂いた情報を紹介します.地球から1億5千万km離れた太陽の表面で太陽フレアが発生してから,地球上やその周りで活動する私達に影響を及ぼすまで,どれくらいの時間的猶予があるのか,教えていただきました.
<太陽フレアから0秒>
太陽フレア発生観測の瞬間に地球の電離圏で擾乱が発生します.短波通信や測位誤差の要因となります.
<太陽フレアから数分後>
太陽高エネルギー粒子(SEP:Solar Energetic Particle)が地球周辺に到達し,人工衛星や宇宙飛行士に放射線による影響要因となります.
<太陽フレアから数日後>
コロナ質量放出(CME:Coronal Mass Ejection)と呼ばれる,電気や磁気を帯びたガスの塊が地球に到達し,高緯度地域でオーロラ活発になります.
宇宙天気は,現象の理解を進めること,その社会への影響の理解を進める必要があります.ABLab宇宙天気プロジェクトは,最新の研究と社会の橋渡しの役割を果たしていきたいと考えています.
講演告知 気象予報士が考える「宇宙天気キャスター」が活躍する未来
ABLab宇宙天気プロジェクトマネージャの斉田季実治さんが,あの「宇宙人クラブ」(会長:福海由加里さん)で講演決定!お申し込みはこちらから.ABLab宇宙天気プロジェクトとの名物合同企画「宇宙天気コーナー(3分宇宙天気解説)」でホンモノの気象キャスターが宇宙天気を解説します.
投稿者プロフィール
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宇宙天気プロジェクトリーダー。
衛星運用現場の宇宙天気インタプリタ・軌道上技術評価エンジニア。茨城大学で社会人大学院生(宇宙天気防災)。宇宙天気災害から世界を守る仲間を募集中。
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