【開催レポート】ABLab定例会 宇宙法編(9/4)

9月4日のABLab定例会は「宇宙法」をテーマに開催しました。はじめに宇宙法の基礎を学び、それを踏まえてグループディスカッションを行いました。

開催概要はこちらの記事を参照ください。
https://ablab.space/lab/mtg-20180904/

宇宙法の基礎

大学で宇宙法を勉強している「こはる」さんより、宇宙法の基礎を教えていただきました。ほとんどのメンバーが宇宙法について「ほとんど知らない」とのことでしたが、これで概要を押さえることができました。こはるさんの説明は「わかりやすい」と好評!

 

グループディスカッション

基礎知識を押さえた上で、下記のテーマ二本立てでグループディスカッションを行いました。

  1. 今後5〜10年で、宇宙法を巡ってどんな問題が起きるだろうか?
  2. その問題解決として、どんなビジネスができるだろうか?

 

問題としては、デブリや、資源の権利、安全保障、軌道の権利、衛星写真のプライバシー問題、宇宙法専門家の不足など様々なものが挙げられました。

そしてそれらの問題解決としては、、、まぁこの情報はサロン内に留めておきますか(笑)。なるほどと唸るようなものもあれば、笑っちゃうようなものまで、仲間とワイワイ議論するのは楽しいですね。

 

ライトニングトーク

ABLabでは定例会の中で、メンバーのプレゼンタイムを設けています。そこで自分の好きなことや、やりたいことをアピールしてもらいます。

今回のスピーカーは喜田さんと杉田さんです。

喜田 圭伍さん

ICU学生の喜田さん。ソーシャルビジネス、機械学習、そしてみかん愛好会(笑)と、既に幅広く活動活躍している喜田さんですが、今後は「宇宙×ソーシャルビジネス」「宇宙×教育」に取り組みたいと話します。ソーシャルビジネスというのは、環境や貧困など社会的課題の解決に取り組むビジネスのことです。ABLabでもかなりアクティブに行動しており、今後の展開が楽しみです。

 

杉田 明日香さん

普段は小学校の先生をしているという杉田さん。趣味ではアドベンチャーレースに取り組み、世界大会にも出場するほどの活躍っぷりです。杉田さんも「宇宙×教育」を考えていて、「宇宙大学校」というプランを検討中とのこと。これはABLabメンバーから宇宙教育系の事業が誕生する日も近そうです。

 

まとめ

今回は「宇宙法」をテーマに基礎を学び、ディスカッションで問題意識を深めました。宇宙はまだ法律もほとんど整っていない最後のフロンティアです。僕らの活動はまだ始まったばかりですが、将来必ず起きる「革命」に備え、戦う準備を整えていきましょう。

今日も新プロジェクトの種みたいなものがいくつか出てきました。どの種を育てて、どんな花を咲かせるのか、楽しみですね。

 

投稿者プロフィール

伊藤 真之
伊藤 真之代表理事
1983年、福島県生まれ。IT業界で約10年マーケティングの経験を積んだ後、ファンブック株式会社を設立し独立。2018年、当時小学1年生の息子と宇宙の勉強を始めたことがきっかけで、宇宙ビジネスの潮流を知り、半年後に宇宙ビジネスコミュニティ「ABLab」を創設。「地球上のすべての業界を、宇宙産業に巻き込む」というビジョンを掲げ、異業種から宇宙に挑戦する人や企業を支援し、事業創出と人材輩出に取り組む。